地震発生のニュースでは、必ずと言っていいほど瓦が落ちている場面 が映しだされています。でもよく見ると、そのほとんどが築何十年の建築物のものばかり。 実際、倒壊のほとんどは構造の老朽化が原因です。築1000年以上の法隆寺が倒れないのはその証拠。日本の湿気や気候を考え、巧みに組まれた構造体があってこそ、屋根の安全は保たれます。そして、最近の住宅は耐震構造の飛躍的な進歩で、関東大震災クラスの地震にも耐えうるように設計されており安全です。 それに合わせて、石州瓦自体にも地震や風に対する防災性能が成されていますので、心配はいりません。
世の中には、多種多様、様々な屋根材があります。 石州瓦は、耐久力・美しさ・葺いてからの手間がかからない点から言えば、ダントツNo.1!屋根は野ざらしになっている上に、過酷な自然環境にさらされていますので、メンテナンスフリーがなによりです。例えば寒い北国では凍害。海岸沿いの立地には塩害などと様々な環境に耐えなくてはなりません。瓦以外の屋根材は5年、10年、20年と定期的なメンテナンスが必要です。
せっかくの高断熱・高気密住宅なのに、屋根が薄っぺらい物では何にもなりません。 夏の暑い日を想像してみてください。屋根は70℃近い高熱になり、熱せられた空気は薄い屋根から進入してきます。しかし石州瓦は、熱を下地材に伝えません。 また薄い屋根は雨が降るたびに、パラパラと雨音がするのに対し、瓦はその厚みによって音を吸収します。
住宅の寿命は換気次第と言われます。最近では自動換気の装置が標準で付いている住宅も数多く存在しますが、それではランニングコストがかさむばかり…。 その点、瓦はなんと言っても先人の知恵の結晶と言うべき「自然換気構造」です。 温度差や風圧差によって、空気は自然と外へ放出され自然な換気が望めます。
石州瓦は、ホルムアルデヒドやアスベストとは一切無関係な天然素材が原料です。 どんな方にも安心していただける製品です。
石州瓦自体は外敵要素が無い限り、半永久的な性質を持っています。 将来のリフォームや、立て替えの時でも瓦は葺き直しが可能です。 また、粉砕して他の製品への応用が可能です。元々自然の土が原料ですので、公害の心配はありません。